「近隣への気配りも養生も、うちは誰にも負けない。それでも問い合わせは同業からの紹介ばかり」——解体業の方から、そんな声をよく聞きます。実は解体工事ほど、ホームページの中身しだいで選ばれ方が変わる業種はありません。この記事では、初めて解体を頼む施主が何を不安に思い、何を見て業者を決めているのか、そして解体業者のホームページに載せるべきものを、現場目線でお伝えします。
腕はいいのに、選ばれない
解体の仕事は、建てる仕事と違って「完成品」が残りません。どれだけ丁寧に養生をして、近隣に頭を下げ、きれいに整地して引き渡しても、あとに残るのは更地だけ。腕の差が、外からいちばん見えにくい業種だと、現場を見てきて思います。
だからこそ、選ばれ方が「値段だけ」になりがちです。本当は現場の丁寧さでちゃんと差がついているのに、それが伝わる場所がなければ、施主には金額しか比べる材料がありません。これは、もったいない話です。
お客さんは、こう探している
いま解体の相談で目立つのが、相続した実家や空き家の処分で、生まれて初めて解体を頼む施主です。この方たちは、不安だらけです。「ご近所に迷惑がかからないか」「あとから追加費用を言われないか」「そもそも何から始めればいいのか」。工事の相場も進み方も、何ひとつ知らないまま業者を探し始めます。
探し方は決まっていて、スマホで「地域名+解体」と検索し、出てきた数社のホームページを見比べて、2〜3社に相見積もりを取ります。このとき、不安への答えが書いてあるホームページと、電話番号しか載っていないホームページ。見積もりの土俵に上がれるのがどちらかは、言うまでもありません。
解体業のホームページに載せるべきもの3つ
施主の不安を先に消してあげること。解体業のホームページの役割は、これに尽きます。載せるべきものは、次の3つです。
01近隣対応と養生が「見える」施工事例
施主がいちばん恐れているのは、近隣トラブルです。だから施工事例は、更地になったあとの写真だけでなく、養生シートがきちんと張られた現場、散水しながらの作業、近隣あいさつの段取りなど、「配慮している様子」が見える形で載せてください。丁寧さは、写真でしか伝わりません。写真の選び方や並べ方は、施工事例の見せ方のコラムでも詳しく書いています。
02作業の流れ(見積→届出→解体→整地)
初めての施主は、解体工事がどう進むのかを知りません。「お見積り → 届出などの手続き → 解体工事 → 整地・引き渡し」という流れを順を追って見せるだけで、先の見通しが立ち、安心して問い合わせできるようになります。建設リサイクル法の届出のような手続きも、「必要な手続きはこちらでご案内します」と一言あるだけで、頼る理由になります。
03許可・登録・保険の明記
解体工事業の登録や建設業許可の番号、加入している損害保険。お持ちのものは、必ず番号まで載せてください。施主は「もし無許可の業者に当たったら」という不安も抱えています。許可番号がはっきり書いてあるだけで、比較の最初のふるいを確実に通れます。
この3つに共通するのは、どれも新しく用意するものではなく、皆さんが毎日の現場で当たり前にやっていることだという点です。その当たり前を文字と写真にする。それだけで、施主に「値段以外の比較材料」を渡せます。
費用と、当店の作り方
ホームページ工務店では、こうした解体業のホームページを一律80,000円(税抜)でお作りしています。着手金は0円。ホームページが公開できてからのお支払いなので、「お金だけ払って完成しなかったら」という心配はいりません。制作期間の目安は1〜4週間です。
作るのは、現場経験20年の元施工管理です。養生や届出がなぜ大事なのかを、一から説明していただく必要はありません。料金の詳しい内訳は料金プランを、実際にお作りしたホームページは制作例をご覧ください。
まとめ
解体業は、仕事の丁寧さが外から見えにくいぶん、ホームページで伝えられることの価値が大きい業種です。相手は、相続や空き家で初めて解体を頼む、不安だらけの施主。近隣対応と養生が見える施工事例・作業の流れ・許可や保険の明記、この3つで不安に先に答えておけば、相見積もりの土俵に上がり、値段以外の理由で選ばれるようになります。難しいことは要りません。毎日の現場でやっている当たり前を、見える形にするだけです。