「腕は確かなのに、問い合わせが来ない」——工務店や大工の方から、本当によく聞く言葉です。紹介と付き合いで回ってきた仕事が、代替わりとともに少しずつ細っていく。一方で、いま家を建てたい人・直したい人は、まず検索で工務店を「下調べ」してから連絡してくるのが当たり前になりました。この記事では、施主や元請けがどう探しているのか、工務店・大工のホームページに何を載せるべきか、そして費用の目安を、現場経験20年の元施工管理の目線でお伝えします。

家を建てたい、増改築したい、と思った人が最初にすることは、知り合いに聞くことではなく、スマホで「地域名+工務店」「地域名+リフォーム」と検索することです。紹介で名前を聞いた施主も、連絡する前にほぼ必ず社名で検索して下調べをします。そこでホームページが出てこなければ、比較の候補にすら入れてもらえません。

施主だけではありません。新しい協力会社を探す元請けや不動産会社も、声をかける前に必ず相手を調べます。検索して何も出てこない会社は、それだけで「実態が分かりにくい」と見られてしまう。これは私が現場にいた頃から変わらない感覚です。

そして家は大きな買い物ですから、施主の多くは相見積もりを考えます。何社かを比べるとき、判断の材料になるのは「どんな家を建ててきたか」「どんな流れで進むのか」「信頼できる会社か」の3つ。この3つに、ホームページで先に答えておくことが大切です。

工務店・大工のHPに載せるべき3つ

凝った仕掛けは要りません。上の3つの疑問にまっすぐ答える、次の3点を押さえてください。

01手がけた家の写真(施工事例)

工務店・大工にとって、手がけた家の写真は何よりの実績です。完成した外観だけでなく、木組みや造作の寄りの一枚、施工中の一枚があると、仕事の丁寧さまで伝わります。新築・増改築・リフォームのどれに対応できるのかが分かるよう、種類ごとに載せるのがコツです。件数は多くなくて構いません。少なくても、正直に見せることが一番効きます。

02相談から引き渡しまでの流れ

初めて家を建てる施主は、「何から相談すればいいのか」「契約前にお金はかかるのか」が分からず、問い合わせの一歩手前で止まってしまいます。相談 → 現地調査 → 見積もり → 契約 → 着工 → 引き渡しといった流れを、期間の目安と一緒に載せておくと、その不安が消えて、問い合わせの敷居がぐっと下がります。

03許可番号・資格・保険の明記

建設業許可の番号、建築士や施工管理技士などの資格、瑕疵保険や賠償責任保険への加入。こうした情報は、施主にとっても元請けにとっても大きな安心材料です。もちろん、実際に持っているものだけで構いません。せっかく取得しているのにホームページに書いていない——現場では、そんなもったいない例をよく見てきました。会社概要のページに、はっきり明記しましょう。

ポイント

飾った言葉より、実物の写真と正直な情報。家づくりを任せる相手を選ぶとき、施主が見ているのは立派なデザインではなく、「この会社なら大丈夫そうだ」と思える具体的な中身です。

費用と当店の作り方

工務店のホームページ制作を制作会社に頼むと、数十万円の見積もりが出てくることも珍しくありません。それだけかけられればいいのですが、「そこまでは……」と足踏みしてしまう会社が多いのも実情です。

ホームページ工務店では、一律80,000円(税抜)でお作りしています。着手金は0円で、お支払いは公開できてから。仕上がりを確認いただいてからのお支払いなので、先払いの不安がありません。制作期間の目安は1〜4週間。現場経験20年の元施工管理が直接お話を聞き、直接作りますから、専門用語の通訳は要りません。料金の詳しい内訳は料金ページを、実際に作ったホームページは制作例をご覧ください。

まとめ

施主も元請けも、まず検索で下調べをしてから声をかける時代です。工務店・大工のホームページに載せるべきは、手がけた家の写真・相談から引き渡しまでの流れ・許可番号や保険の明記の3つ。腕の良さは、伝わる形にして初めて「選ばれる理由」になります。なお、社員を持たず一人でやっている方には一人親方こそホームページを持つべき理由という記事もあります。あわせてどうぞ。