「塗った直後は、どこがやっても同じに見える」——塗装という仕事の悔しさは、ここに尽きると思います。下地をどれだけ丁寧に処理したか、塗料を規定どおりの回数で塗ったか。その差が仕上がりに出るのは数年後で、契約の時点では施主にはほとんど見えません。だから腕のいい塗装店ほど、値段だけで比べられて悔しい思いをしています。その「見えない差」を契約前に見せられるのがホームページです。この記事では、塗装業(外壁塗装・屋根塗装・防水)のホームページに何を載せれば「安いほうでいいや」から抜け出せるのかを、現場目線でお伝えします。
お客さんはこう探している
外壁塗装を考え始める施主の行動は、だいたい決まっています。きっかけは、壁を触ったら手に白い粉がついた、南側の壁だけ色あせてきた、ヘアクラックを見つけた——そんな小さな気づきです。そこからスマホで「外壁 白い粉」「外壁 色あせ 塗り替え」「外壁塗装 費用 相場」と検索を始めます。チョーキングや色あせで検索している人は、もう塗り替えを半分決めている人です。その検索を受け止めるページがあるかどうかで、問い合わせの入り口はまるで変わります。
もうひとつ、塗装は訪問営業の多い業界です。「今なら足場代無料」と急かされた経験のある施主ほど、業者選びに慎重になっています。相見積もりを取る前に、各社の名前を検索して下調べをするのが当たり前になりました。そこできちんとしたホームページが出てくる会社と、何も出てこない会社。金額が同じなら、どちらに頼みたくなるかは言うまでもありません。
塗装業のホームページに載せるべき3つのもの
立派な演出は要りません。塗装店のホームページは、次の3つが正直に載っていれば、それだけで十分に戦えます。
01ビフォーアフターの施工写真
塗装業にとって、施工前後の写真は何よりの営業マンです。ビフォーは色あせやチョーキング、ひび割れが分かる状態を、アフターは同じアングルで。施主は自分の家の症状と見比べながら眺めるので、「うちと同じだ」と思ってもらえた時点で、心の距離は一気に縮まります。撮り方や並べ方のコツは施工事例の見せ方の記事で詳しく書いていますが、まずは現場ごとに同じ位置から一枚ずつ。それだけで立派な財産になります。
02下地処理など「見えない仕事」の工程
高圧洗浄、ケレン、ひび割れの補修、シーリングの打ち替え、そして下塗り・中塗り・上塗り。塗装の値段の差は、ほとんどがこの塗る前と塗っている最中の手間に隠れています。ここを工程写真つきで見せている塗装店は、まだ多くありません。「なぜ他社より高い(安い)のか」の理由が見えれば、施主は金額の数字だけで並べる比較をやめてくれます。真面目に下地をやっている店ほど、ここを見せない手はないのです。
03許可・資格・保険の明記
塗装技能士などの資格、建設業許可(お持ちであれば)、損害賠償保険への加入、よく使う塗料のメーカーや保証の考え方。一つひとつは地味ですが、訪問営業に警戒している施主にとっては「ちゃんとした会社かどうか」を見分ける判断材料です。持っているものを、持っている分だけ正直に書く。盛る必要はまったくありません。
「安いほうでいいや」と言われてしまうのは、腕が伝わっていないだけです。仕上がりの写真で目を引き、見えない工程で納得してもらい、資格と保険で安心してもらう。この3段構えができている塗装店は、値段だけの土俵から降りられます。
費用と当店の作り方
ホームページ工務店の制作費は、一律80,000円(税抜)です。追加費用が膨らむ心配はありません。着手金は0円で、お支払いは完成したホームページを確認して「公開できる」と納得いただいてから。公開までの目安は1〜4週間です。詳しくは料金のご案内と制作例をご覧ください。
作るのは、現場経験20年の元施工管理です。ケレン、養生、シーリングの打ち替え——そうした言葉に説明が要らないので、打ち合わせが早く、下地処理の価値を分かったうえで文章にできます。塗装の現場で撮りためた写真をお預かりして、それが一番伝わる形に組み上げる。それが当店のやり方です。
まとめ
塗装業のホームページ制作で大事なことは、突き詰めれば一つです。契約前には見えない「仕事の差」を、見える形にしておくこと。ビフォーアフターの写真で腕を見せ、下地処理などの工程で手間を見せ、資格や保険で誠実さを見せる。色あせやチョーキングに気づいて検索を始めた施主を、その3つで受け止められれば、値段だけで比べられる悔しさはずいぶん減ります。写真は今日の現場からでも撮りためられます。まずはそこから始めてみてください。