伸び放題だった庭木がすっきり整い、庭に光が入る——剪定は、やる前とやった後の差が誰の目にも分かる仕事です。建設・住宅まわりの業種のなかでも、これほど写真映えする仕事はそう多くありません。ところが、その一番の武器である「手入れ前後の写真」をホームページで見せている植木屋さんは、まだ少ないのが実情です。この記事では、造園・植木屋のホームページに何を載せれば、単発の剪定仕事を年間管理という長いお付き合いにつなげられるのかを、現場目線でお伝えします。
お客さまはこう探している
庭の手入れを頼む人は、「造園業者を探そう」と思って検索するわけではありません。多くの場合、目の前の庭の困りごとを、そのままの言葉で検索します。
- 「庭木 剪定 ○○市」……仕事や年齢で手が回らなくなり、伸びた庭をなんとかしたいとき。
- 「植木 伐採 費用」……大きくなりすぎた木や、隣の家への枝の越境が心配になったとき。
- 「庭 手入れ 年間 いくら」……離れて暮らす実家の庭など、定期的に見てほしいとき。
共働きで庭に手が回らないご家庭、高齢のご両親の家の庭を代わりに気にかけているお子さん世代。頼みたい人は増えているのに、頼む側には「どこまでやってくれて、いくらかかるのか」がまるで見えません。その不安に先回りして答えるページがあれば、検索のたしかな受け皿になります。
造園・植木屋のホームページに載せるべき3つのもの
凝った演出は要りません。造園・植木屋のホームページは、次の3つがそろっているだけで、十分に働いてくれます。
01手入れ前後の写真を、同じアングルで
剪定・刈り込み・伐採は、ビフォーアフターが最も分かりやすい仕事です。手入れ前の伸び放題の姿と、手入れ後のすっきりした姿を、できるだけ同じ位置から一枚ずつ。それだけで、言葉より雄弁に腕を語ってくれます。マツの手入れのように技術の差が出る仕事は、枝ぶりが分かる寄りの写真もあると効きます。撮り方や並べ方のコツは施工事例の見せ方の記事にまとめていますので、あわせてどうぞ。
02年間管理・定期手入れの案内
庭は一度きれいにして終わりではありません。春の芽吹き、夏の刈り込み、秋冬の剪定と、一年を通して手がかかります。だからこそ、「年間◯回、こういう時期にこういう手入れをします」という年間管理の案内を載せておくことが大事です。毎回業者を探して頼む手間から解放されたいお客さまは多く、単発の剪定が定期のお付き合いに変われば、天候や季節に左右されやすいこの仕事の、安定した土台になってくれます。
03料金の目安と、対応範囲
職人1人で1日いくらなのか、木1本いくらなのか——料金の立て方は店によって違います。だからこそ、自分の店の方式と目安を書いておくと親切です。枝や幹の処分費の扱い、対応エリア、伐採や消毒・施肥まで頼めるのかどうかも忘れずに。金額を出すのは勇気が要りますが、目安が何も書かれていない店より、問い合わせの心理的なハードルは確実に下がります。
前後の写真で腕を見せ、年間管理の案内で長いお付き合いの入口をつくり、料金の目安で不安を消す。この3つがそろった植木屋さんのホームページは、単発仕事の受付窓口ではなく、庭の「かかりつけ」を探している人の受け皿になります。
費用と、当店の作り方
当店・ホームページ工務店では、造園・植木屋のホームページを一律80,000円(税抜)でお作りしています。着手金は0円。完成したホームページをご確認いただいた後、公開前に銀行振込でお支払いいただきます。制作開始から通常1〜2週間、内容や修正量により最大4週間ほどです。
作るのは、現場経験20年の元施工管理です。現場の話がそのまま通じる相手なので、余計な説明に時間を取られません。撮りためた前後の写真をお預かりして、年間管理と料金の目安まで含めて、一番伝わる形に組み上げます。料金の内訳は料金ページに、実際の作りは制作例にまとめています。
よくある質問
Q. 写真がほとんど残っていません。それでも作れますか?
作れます。まずは今ある写真で公開して、これからの現場で「作業前に一枚、作業後に一枚」を習慣にしてください。スマホで十分です。手入れ前後の写真は数件そろうだけでも立派な財産になりますし、ページはあとから育てていけます。
Q. 料金の目安を載せると、安い業者と比べられて不利になりませんか?
逆です。目安すら書いていない店は、そもそも問い合わせの候補に入りにくくなっています。「なぜその値段なのか」——手入れの丁寧さ、処分まで含んでいること、庭全体を見て切ること——を一言添えれば、値段の数字だけで並べられる比較にはなりにくくなります。
Q. 一人でやっているので、仕事を増やしすぎるのも不安です。
対応エリアや受けられる仕事の範囲を、正直に絞って書けば大丈夫です。「◯◯市とその周辺のみ」「伐採は高さ◯mまで」といった線引きは、不誠実どころか、行き違いのない親切な情報です。無理のない範囲で長く続けることが、年間管理のお客さまにとっても一番の安心になります。
まとめ
造園・植木屋のホームページに載せるべきは、①同じアングルで撮った手入れ前後の写真、②年間管理・定期手入れの案内、③料金の目安と対応範囲の3つです。剪定は結果が目に見える、写真がいちばん働いてくれる仕事。その強みを見える場所に並べておけば、庭に困って検索した人の受け皿になり、単発の剪定が「来年もお願いします」という長いお付き合いに変わっていきます。写真は次の現場からでも撮りためられます。まずはそこから始めてみてください。